新江ノ島水族館(えのすい)の魅力を徹底レポート!|ARC Travel-Style

新江ノ島水族館(えのすい)の魅力を徹底レポート!

2023年1月27日

新江ノ島水族館(えのすい)の魅力を徹底レポート!
神奈川県藤沢市の片瀬西浜海岸沿いにある「新江ノ島水族館」。江の島へと続く橋のふもとという絶好のロケーションにあり、「えのすい」の愛称で親しまれている人気の観光スポットです。イルカショーや大水槽、クラゲの展示などが有名な大型の水族館で、広い館内は14のゾーンに分かれ、相模湾や太平洋などで暮らす生き物たちを身近に観察することができます。江の島はもちろん、富士山も見渡せるという絶好の景観も魅力の1つ♪親子で1日中楽しめるスポット「新江ノ島水族館」の魅力を徹底的にレポートします!

画像提供:新江ノ島水族館

Hopefuk Enosui 希望に満ちる「えのすい」

Hopefuk Enosui 希望に満ちる「えのすい」

目の前には相模湾が広がり、右手に富士山、左手に江の島が望める絶好のロケーションにあり、「相模湾と太平洋」、そこにくらす「生物」をテーマに、海やそれを取り巻く環境を楽しく遊びながら学べるエデュテインメント型水族館です。旧江ノ島水族館は1954年にオープンし、加温冷却装置を使って魚を展示した近代水族館の第一号とも言われ、日本て初めて小型歯鯨(はくじら)のショーと行ったり、飼育下でのバンドウイルカの成功するなど、日本の水族館の歴史をリードしてきました。新江ノ島水族館はこれらの学術や知識を継承し、2004年にグランドオープンしました。飼育されている魚類・無脊椎動物は合わせて約570種類、当日のショーやふれあいプログラムのスケジュールを確認しながら展示水槽を見てまわるのがおすすめです。館内は行き来しやすい設計になっているので、安心して見学できます。

 

◆一般入場料/大人2,500円、高校生1,700円、小・中学生1,200円、幼児(3歳以上)800円

◆アクセス/小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」徒歩3分、江ノ島電鉄「江ノ島駅」徒歩10分、湘南モノレール「湘南江の島駅」徒歩10分

 

 

世界に誇る相模湾

世界に誇る相模湾

相模湾ゾーンだけでも約10個の水槽がありますが、館内で最大規模となる「相模湾大水槽」には相模湾にいる生物だけ約100種、2万匹を展示しています。できる限り自然のままの環境に近づけるように2つの造波装置を設置し、絶えず波を発生させています。水槽の高さは9mあり、いろいろな角度から楽しめるようになっているのも魅力です。最大の見所は約8000匹ものマイワシがうねり泳ぐ姿です。そして、「シラスサイエンス」では世界初、シラスの生体の常設展示をおこない、累代繫殖にも成功し、生まれたばかりから食卓に上がるまでの成長過程を見ることができます。江の島の特産品でもあるシラスは身近ながらも生態ついては謎が多く、生まれたてのシラスが食卓に上るまでの成長過程を見ることができる貴重な場所です。

 

 

幻想的な癒やし空間

幻想的な癒やし空間

「クラゲファンタジーホール」は、旧江ノ島水族館の時代から60年以上の飼育研究と展示手法で培われた経験を活かし、クラゲの体内をイメージさせる半ドーム式の空間の壁面に大小13の水槽と、ホール中央に球型水槽「クラゲプラネット~海月の惑星~」を配置しています。「クラゲプラネット(海月の惑星)」では、クラゲを美しく展示するために考案された球型水槽の中でクラゲが緩やかに舞い、照明演出により極上の癒しを感じることができます。展示数も豊富で、世界で一番大きなクラゲの一つとされるパシフィックシーネットルをはじめ、常時約14種類のクラゲを公開しています。クラゲに興味がある方もない方も楽しめる充実した空間になっています。

 

 

Wave~きみの波になりたい~

Wave~きみの波になりたい~

イルカたちのパフォーマンスを披露する「イルカショースタジアム」は、湘南海岸に浮かぶ富士山と、江の島の美しい景観が施設の一部(背景)に見えるように設計されています。ここでは複数のイルカが同時に尾びれを動かしたり、プールのガラス越しに目を合わせてコミュニケーションを取ったりと、ジャンプや輪くぐりなどと違ってイルカの身体の特徴を自然に感じられるパフォーマンスが印象的です。潮の香りに包まれながら、絶景とショープールが一体となったイルカショースタジアムで素晴らしいパフォーマンスをお楽しみください。

 

 

彼らの水中での行動に注目

彼らの水中での行動に注目

ペンギンには長いくちばし、小さいながらも丈夫なつばさ、全身を覆う羽毛など鳥の特徴がたくさん残っていますが、空を飛ぶことはできません。水の中に餌を求めたペンギンは水中で早く泳ぐため、体の形は水の抵抗を受けにくい紡錘形、足はお腹の方からお尻の方へ移動しています。陸上ではよちよちとぎこちなく感じる動きですが、水中では驚くほど高い能力を見せてくれます。新江ノ島水族館にいるのはフンボルトペンギンで、お腹にある黒いラインと体にある黒い斑点が特徴です。この斑点は羽が生えへ替わっても位置が変わらないのでペンギン同士の個体識別に役立っています。海の中に餌を求めて進化した彼らの水中での行動にご注目ください。

 

 

ウミガメたちを間近で観察

ウミガメたちを間近で観察

相模湾には初夏から秋、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、オサガメの4種が回遊してきます。オールのような前肢で力強く泳ぎ、後肢は体のバランスをとるほか、産卵のとき穴を掘るのに使います。体は固い甲羅で被われていますが、主に外洋で暮らすオサガメだけは隆起したすじのある柔らかい甲羅をもっています。日本は北太平洋で唯一のアカウミガメの繫殖地で、相模湾では5月から8月の夜間に砂浜に上陸して産卵します。「ウミガメの浜辺」でも産卵ができるように砂浜を整備して、足跡も見れるようにしています。また、木製のスロープでぐるっと取り巻き、プールでゆったりと泳いでいる姿を眺めて接近することができます。のんびりしたひと時をどうぞお楽しみください。

 

 

まるで海の中にいるような「オーバーハングパネル」

まるで海の中にいるような「オーバーハングパネル」

順路の途中には相模湾大水槽のガラスが張り出している通路があります。水槽の正面から見るのとは一味違い、足元から頭上までが透明な景色なので、頭上を優雅に泳ぐエイのお腹側がよく見えたり、魚と目が合っていたり、まるで自分が海の中にいるような感覚になります。魚からも自分が丸見えだと思うと、少し恥ずかしくてかくれんぼでもしたくなってしまうような場所です。

 

 

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