日本のシンボル・富士山。標高3776m、日本一の標高を誇ります。登山シーズンには賑わいを見せ、登山時期は7～9月中旬で、四つある登山口はいずれも五合目までバスが運行されています。四季折々に変化するその美しい姿は、国を超えて多くの人々の心を魅了してきました。富士登山やハイキングに加え、自然を体験できるアクティビティなど、多彩な旅の楽しみが揃っています。季節の移り変わりによる景色の変化はもちろん、さまざまな表情を見せてくれる富士山。何度も訪れても魅力が尽きることない富士山は一度は訪れてみたいスポットです。

静岡市清水区のベイエリアにある「エスパルスドリームプラザ」。地元では「ドリプラ」の愛称で親しまれている商業施設です。マグロの街･清水ならではの、個性あふれる寿司屋が並ぶ『清水すし横丁』や、大人気アニメの世界を楽しんでいただける『ちびまる子ちゃんランド』、サッカー王国清水ならではの『清水サッカーショップ』など数多くの施設があります。大きく目立つ観覧車「ドリームスカイ」では、最高到達地点52メートル、空気の澄んだ晴れた日には、駿河湾の越しに富士山や伊豆半島の山々を見渡すビュースポットとしても人気があります。

永年徳川家康公が老後を過ごした静岡ゆかりの地「久能山東照宮」。平成22年に社殿の本殿・拝殿・石の間が、静岡県初の国宝建造物に指定されました。色鮮やかな総漆塗り社殿の壮麗な建築に、天下統一を成し遂げた家康の生涯や安土桃山時代の香りが残る江戸時代初期の豪華な文化を垣間見ることができます。また、併設の博物館には家康公の愛用品、歴代将軍の寄進刀剣および多数の所蔵品が収められ、中でもスペイン国王から家康公に贈られた洋時計、歴代将軍の甲冑は全国的な関心が寄せられています。晴れていれば最高に眺望もよい、おすすめの観光地です。

静岡県伊豆の国市にある「韮山反射炉」。反射炉とは、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉のこと。末期、外国からの脅威に対抗するため、日本を守るために築かれました。大砲鋳造のために建設された反射炉は国内で現存するのは３基のみ。その中でも最もほぼ完全な形で現存し、実際に稼働したことが確認されている点で大変貴重として、2015年に「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして世界文化遺産登録されました。世界遺産に登録されたことをきっかけに、ビジターセンターが整備され、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。